地場とは?/ セントラルファイナンス
[ 365] 株式情報サイト「グレイルNET」〜地場者の立ち話
[引用サイト] http://www.grail-legends.com/contents/rumor/rumor_index.html
K「昨晩の米国市場がしっかりと続伸しており、為替も円安で返ってきたからな。今日は週末だし最近では高値圏だけに戻り売りや利食いも出やすい状況だったが、それをしっかりとこなして大幅高で引けたのは好感出来る。」 H「ただ月末要因と言う事もあっただろうな。ドレッシング買いも結構入っていたようだし、日興の投信設定もあった。それらの買いや、その思惑買いにより最後までしっかりの展開だったと言えるだろう。」 H「ただ反動出たとしても知れているだろう。今日の上昇分全てが、特殊要因による上げでは無いからな。当たり前だが・・・。米国市場の先行き懸念後退や、原油相場の一服感、更に為替としっかりと買われる理由はあるんだし。」 K「まあそうだな。利食いに押されたとしても、下値では買いたい向きが当然いるだろう。ましてつい一昨日には日経平均は25日線割り込んで当面調整だなと言う見解も市場には多い状況だった。それがここ二日間で形勢逆転だ。一気に戻り高値水準まで戻しており、TOPIXは節目の1400ポイントを突破して引けている。これにより市場心理が一気に好転した可能性がある。」 H「そうだな。おちおち下値を待っている場合でも無くなってきた感じだしな。ただここから上値果たして買って来る向きがどれだけいるのか疑問もある。もちろん為替や米株が更に良い方向に進んでいくならば、期待はあるが、為替や米株にしてもそうなる理由もまだ乏しいとは言えるだろう。」 K「確かにそれはある。昨日のバーナンキ議長講演でもまだまだ楽観的には見ていないようだし、警戒感が見られている。原油相場にしても下げたと言ってもまだまだ高値水準だしこのまま一方的に下げていくとは非常に考えにくい。」 H「そうだよな。まあ来週が結構大事な週になるんじゃないか。米国では重要な経済指標が多く、それが悪く無ければいよいよ楽観的になっていく期待はあるだろう。」 K「そうなれば確かに良いが、いまいち信用出来ない面はあるだろう。今週は先物主導で乱高下しただけに尚更だ。それにまだまだ実需の買いが入ってきている様子は見られない。」 H「ただ、そんなのはどうせ後から付いてくるモンだ。先物主導でも何でも良いから上げてしまえば、実需筋も買わざるを得ないだろう。商いも後から付いてくる事は良くあるしな。それに今日の商いは意外と多かったし、このまま上値追っていくんじゃないか。」 K「今日の商いの多さは月末要因や、MSCIのリバランスの影響だ。関連株の商いがどれも普段より極端に多くなっている。それだけに今日の商いは参考にはならないだろう。まあ週明けもこの程度の商い続くようだとかなり期待は出てくるけどな。」 K「まあその辺は気にする必要はないだろう。オシレーター的には過熱感無いし、そもそも海外勢が騰落レシオ気にするとは思えないしな。だから問題はそんな事ではないだろう。やはり来週も上げて行くには海外勢が上値を買ってくるかどうかだ。」 K「他には、外部要因関係なく、海外勢が日本株買いとなれば期待は出来る。昨日のアデランスの一件により海外勢の日本株に対する見方が変わってくる期待はある。そうなれば、外部要因抜きにしても、ある程度奴らが日本株買って来る期待はあるだろう。ただ基本的にそうなるとしても、今すぐにと言う事はないと言えるけどな。」 K「ああ。例年6月相場と言うのは好調な年が多いが、その理由として言われているのは株主総会シーズンだからだ。総会前に悪材料などは企業も当然出したくないし、出来れば株高状況で総会を迎えたい。その思惑などもある為、6月は堅調になる事が多い。」 H「まあ、今年はどうなるか楽しみだな。例年5月は軟調気味になることが多いが、今年は比較的にしっかりとしていたし、あまり過去の例は参考にはならないと言えるけどな。」 K「ただ総会シーズンは例年通り6月にあるんだし、ヘッジファンドも決算終えて動きやすくなる月だと言うのも例年と変わらない。国内機関投資家も5月の決算発表シーズンを終え、吟味して買い付けに動く時期だと言える。6月好調な理由はどれも今年も当てはまるだけに、今年は例外だとは言い難いだろう。懸念あるとすれば、今年の6月は二日新甫だと言う事だ。」 H「となれば明日は派手な下落と言う事になるんだが・・。まあ大抵このような事が話題になってきた時には逆に動くのは相場だけどな。」 K「ああ。昨晩の米国市場は下落するとの大方の予想を裏切って小幅ながらも上昇した。耐久財受注が市場予測をより良く、米経済への安心感が多少出た事が大きな要因だ。原油相場の上昇を嫌気される場面もあったが、結局プラスで返ってきたし、為替も円安気味で返ってきた。アルカイダの問題は全く嫌気されていないようだ。」 H「昨日の日本市場は米国市場が派手に下げるとの警戒からあれだけ売り込まれた。それが裏切られただけに、売り方は買い戻しに動くしかないだろう。現に先物手口見ても、昨日大幅に売り越した向きが今日は大幅な買い越しだ。」 K「まさに昨日の反動だよな。それにしても今日は先物の商いが大きかった。その割に現物株の商いは細めだと言え、見事な先物主導の展開だったと言えるだろう。」 K「そうだな。今日も節目の14000円は超えられないと見ていた向きも多いだろう。それだけに朝方はショートから入る向きも多かったと思われる。それが見事に踏まれた格好だな。きっかけは色々と言われているが、北朝鮮の金正日総書記が暗殺されたとの報道が韓国であり、先物買いの理由にされたとの見方が多い。」 K「どうだろうな。逆に地政学リスク高まると言う事もありえるだろう。この報道に関しては北朝鮮も否定しており恐らく単なる噂のようだけどな。まあこの噂によって先物買いに繋がったと言う事もあるんだろうけど、それ以外には債券売り、株買いの流れが強まっており、それが今日の株高の大きな要因だと言えるかもな。」 K「ああ。昨晩は米長期金利が今年の最高水準とも言える4%台に上昇している。その流れが日本市場にも影響したと言う事だろうな。ただ大引けまで株式市場値を保てたのは強いとも言えるかもな。先物主導の動きだけに、後半はダレると思ったが、底堅さが大引けまで続いた。」 H「市場ではアデランスの株主総会でスティールが望む通り社長ら経営陣が退任する事が決まったというのが、市場全体に好影響を与えていると見られているようだ。後場これが報じられると、同社株は派手に物色された。」 K「まあこの件は海外勢にしてみれば、当然好感出来る事だろうな。企業価値向上や株主還元を望んでいたスティールの要望が初めて通ったのだから・・・。これによって、日本の株主も考え方が変わってきていると期待する海外勢も当然出て来るだろう。」 H「ようはスティールなどに共感する株主が増えてきていると言う事だろうな。確かにこれは好材料だと言える。閉鎖的だと言われてきた日本市場だけに、今回のアデランスの件は一歩前進だな。」 K「ああ。これによって日本株へ興味を示す海外勢が増えるかも知れない。ただ本当にそうなるには、やっぱり今後もこのような株主提案がいくつも通る事が必要だけどな。今回の件がたまたまと言う事にならなければの話だ。」 K「そうならば良いけどな。とにかく今日の後場の強さは、このアデランスの件が好影響を与えたと言う面は当然ありそうだ。明日以降もこの流れが続くかどうか、つまり海外勢の姿勢に変化が出てくるか見極めたい。」 H「目先調整色強い状況だったが、まだ解らなくなってきたよな。このまま、戻り高値トライと言う展開もあり得る状況だ。今晩の米国市場が派手に上昇し、為替も円安進行で返ってくれば期待強まる。」 K「明日は月末、週末だな。それだけにポジション整理が出やすいが、ここから更なる上昇は最近の動きから意外感強いだけにショートカバー更に活発と言う事もあり得る状況だ。こりゃ面白くなってきたと言えるだろう。」 H「ああ。そうなる為にも、是非とも今晩の米国市場爆上げでもしてくれれば良いんだが・・・。ただインフレ懸念は依然強く、それが株主市場にどう反応されるかも注目だな。」 K「そうだな。インフレは基本的に株高への期待強まるんだが、警戒はインフレと景気後退が同時に起こるスタグフレーションだからな。米景気後退懸念が無くなれば自然と株価は上げて行くだろう。昨日、耐久財受注で米株上げたのはその為だ。今晩には米バーナンキFRB議長の講演がある。米景気先行きに関してどう発言するかが非常に重要だろう。スタグフレーション懸念を示すようだとやっかいだけどな。」 K「昨晩の米国市場はしっかりと反発したし、為替も昨日より円安進行している。しかし日経平均は上げられずだ。まあ昨日の派手な上昇である程度織り込まれていた面もあっただけに、言うほど上げられないとは思っていたが、上げるどころかこれほど派手に下落するとはな・・・。」 H「朝方はある程度しっかりと買われ日経平均も14000円付近まで上昇したがそれにタッチする事すら出来ずに失速していった。先物主導で売り込まれる展開となっており、再び売り崩しに動いた向きがいたようだ。」 H「時間外で米先物が軟調だった事から、今晩の米国市場への警戒感もあったようだ。昨日は米国市場の上昇を織り込むような動きとなったが、今日は米国市場の下落を織り込むような動きだったともいえるかもな。」 K「ああ。それだけに今晩の米国市場が言うほど下げなければ、明日の日本市場は反発が期待出来る事になる。仮に今晩の米国市場派手に上昇でもすれば、明日の日本市場は先物のショートカバーの動き強まって、かなり高く始まるだろうな。」 K「まあ、それは米国市場の上昇理由が重要だろう。単なるリバウンド的な上昇ならば、まだまだ先行き懸念から上値は追いにくいだろうしな。後は為替だろうな。為替が今晩更に円安進行して返ってくれば、投資家心理も変わって来るだろう。」 H「ドル円が1ドル105円台突破してくるようだと、確かに見解も変わってくる投資家も増えるだろうしな。昨晩の米国市場は原油相場の下落が好感されたと言えるが、その割に上げ幅も言うほど大きくはないだけに、このまま原油相場が下落していくと見る向きはまだまだ乏しい感じだな。」 K「ああ。今晩も原油相場が結構下げる事になれば、徐々に安心感は出てくると言う期待はあるものの、原油相場もそう簡単に下げていくとは思えないしな。まだ暫くは米国市場も原油相場を睨みながらの動向となるんだろう。」 K「まあそれでも良いんじゃないか。それで日柄調整こなしていけば、テクニカル的な過熱感など全く無くなって来るだろうし、下値も固まってくるだろう。もちろんこの調整でどんどん下値を切り下げていくようだとダメだけどな。」 H「新たな悪材料が出なければ、基本的に派手に下落していくとは考えにくいんだが・・。ただ、今日はテロ懸念まで飛び出してきたからな。」 K「このアルカイダの問題が今晩の米国市場へどう影響を与えるか注目だな。報道によれば、アルカイダは24時間以内に西側諸国への大量破壊兵器攻撃を呼びかけるビデオをウェブ上で流すとの事だ。実際にこれが流れれば、どうしても米国市場は嫌気されてしまうだろう。テロ懸念から取りあえずポジションを閉じる向きが急増するのは必至だ。」 K「後は市場心理次第だろうな。心理強く、買い気強い状況ならば、テロ警戒によって売られてもすぐに収まるだろう。売られ方も知れていると思われる。ただ売ろうか迷っている投資家が多い状況ならば、これを機に売りに動く向きが増える事になる。つまり心理が売りに傾いている状況での悪材料は過剰に反応してしまう。」 H「それだけに今晩の米国市場の動向は注目だな。まあ最近の米株動向見ても、決して米国市場の心理強いとは思えないが・・・。」 K「今晩の米国では耐久財受注発表がある。今は市場心理も微妙な状況だけに、一つ一つの経済指標は結構利いてくる。心理良くする数字出てくればいいが、逆だと更に弱気に傾いてしまう恐れもあるだろう。」 情報内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。これらの情報掲載は株式投資判断の参考となる情報の提供であって、投資勧誘を目的としたものではありません。 またこれらの情報によって生じたいかなる損害についても当社は一切の責任を負いません。投資にあたっては、ご自身の責任と判断でなさるようお願いします。 |
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