なんかとは?/ セントラルファイナンス
[ 596] おまえなんか、訳してやる!
[引用サイト] http://d.hatena.ne.jp/sugio/
14日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」で、キャスター古舘伊知郎氏が、前日に「アダルトチルドレン」という言葉を誤って使ったことを謝罪した。 同局によると13日の放送で、「成人」を18歳に引き下げる論議にふれた際、古舘氏は大人になりきれない子どもの意味でアダルトチルドレンという言葉を使った。一般にこの言葉は、アルコール依存症の親を持つなど、子どもの時の家庭環境に傷ついたまま成人した人を指す。 一般的には虐待やアルコール依存症のある機能不全家庭で育ち、その体験が成人になっても心理的外傷として残っている人をいう。(中略) コミュニケーションが得意でない人を誤って「自閉症」と呼んでしまう問題と似ていますね。アダルトチルドレンは病名ではないし自閉症よりも定義があいまいなちょっと厄介な用語のようですが、誤用のほうが定着すると症状への誤解が広まるなど問題がありそうですから、誤用はあくまで誤用として排斥されていきそうに思います。 上記の通り、誤った意味での<アダルトチルドレン>です。正しい意味のほうも、もっと誤解されにくい専門用語っぽい呼び名にしてほしい気がしますけども、まあそれは置いておきまして。 “子供っぽい大人”をそのまま言えば“子供大人”だと思うのですが、これもなんだか「正しい意味でのアダルトチルドレンの和訳」みたいで紛らわしい気がしまして、別の案を考えました。 なんか、昔ながらの言葉でもありそうな気がするんですけどねえ。既存の言葉でズバリ「大供(子供っぽいおとなを茶化していう語。 )」というのがあったのですが、語感が地味でピンとこないような。「大わらわ」だとぜんぜん違う意味になっちゃうし、トッチャンボウヤも違うなあ。 造語するなら“老けたピーターパン”いやいや……。あと「幼稚」まで言っちゃうとちょっと違うんですよね。やっぱり平凡だけど“未熟成人”ぐらいかなあ。未熟成な人なのか未熟な成人なのか。迷い言が大半の記事ですみません。 独立行政法人整理合理化計画が平成19年12月24日に閣議決定されました。この中で、国立国語研究所については法人形態の見直しが指摘され、「大学共同利用機関法人に移管する」こととされましたが、移管先及び移管時期等については未定です。 一部の新聞報道では、国立国語研究所を「廃止する」という記載がありました。今回の見直しでは、独立行政法人としての国立国語研究所を廃止し、組織を大学共同利用機関法人に移管するというものです。 独立行政法人としては廃止とのことです。この件では国語政策に対する不安もよぎりますが、私はまあ、コストダウンにつながるならいいんじゃないかと思います。 日本語コーパスはすごいものなんだろうと思いますけど、どのくらい予算かかってるか分かりませんから、知ったら「もっと合理化できないの?」と言いたくなるかもしれません。 外来語言い換え提案なんかも展開遅いですから、そんなに偉い人集めて会議しなくても外部委託したらけっこういい出来の言い換え語がローコストで年間何千語も提案できちゃうんじゃないのと思ったり。 セレブリティ - Wikipediaも元来の英語ではセレブリティという言葉自体に「金持ち」や「優雅」などの意味合いはない等々、日本語での意味のおかしさに詳しく触れられていますが、言語学的には新しい言葉が生まれたと考えるべきでしょう。特に<セレブ>は“セレブな”という謎の形容もまかりとおっていますし、完全な新語です。またつい“成金趣味の”などと言い換えたくもなりますが、実際にはそこまで嫌みな意味では用いられません。 私が感じるところでは、人を指す場合の<セレブ>はそれでも“名士”からそんなに遠くない意味合いで使われているように思います。Wikipediaの指摘どおり“著名であるかどうか”が問題にならないことも多く、場合によっては中産階級の人たちぐらいまで含んで言っちゃうこともあるかもしれませんが……。 ハイソはハイソサエティ=上流階級なので、じかに人を指す言葉ではありませんでした。セレブは人なので、「セレブな」は“上流階級の人風”で、やや表面的な意味合いが強いような気がします。 疑問・ご指摘などがございましたら、記事の下にコメントを頂けると喜びます。関連する記事の下にお願いいたします。 |
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