かかるとは?/ キャッシュワン
[ 433] おたくのかかる病気
[引用サイト] http://websphinx.net/manken/labo/clmn/j_byoki.html
ここで言う「おたく」とはマンガ・アニメおたくを指します。「おたく」の定義はよく解りませんが「自分はマンガ・アニメが大好きである」と宣言できる人たちとしましょう。その彼らがマンガ・アニメを楽しむためにこの世界に入ったにもかかわらず、時としてマンガ・アニメを全く楽しめない状態におちいる時があります。それには様々な原因があるようで、僕はそれを「おたくのかかる病気」と総称して以下に思いつく限り書き出してみました。“病気”などと物々しく書いてありますが、それほと深く考える必要はないです。(変に意識し過ぎてこれから逃れよう逃れようとすると別の穴に落ちることも多いです)「どうも最近何を観てもつまらない」と思ってる人がちょっと視点を変える手助けになれば幸いです。 絵柄病 マンガ・アニメで自分の好みの絵柄やデザインでなければ、その作品を見向きもしない状態。実は普通の人間の普通の行為で『病気』でも何でもない。また、マンガなどは普通一生を費やしても全てのマンガに目を通せるワケでもないし、読むマンガを選ぶのに“好みの絵柄”を基準にしても何の問題もないとは思う。…思うんだけど、流行り廃りのある絵柄やデザインに振り回されて、せっかくの名作に出会えないのはもったいないので、それを恐れる気持ちを持って欲しくて書いた。また一定の絵柄は同じジャンルしか観ない「ジャンル病」につながる場合もある。元々マンガ・アニメの絵は何が起こってる分ればそれで十分で、絵で“それ以上の何か”をやってきたら改めて加点していけばいい。 <愚痴>絵が下手でも面白い作品はある!…ということを目撃しても染み付いた感性はなかなか拭えなかったりする。結構不思議ではある。 ジャンル病 SF、ラブコメ、ギャグ、バトルもの、そしてガロ…といった読むものが一つのジャンルに集中して他のジャンル、特にそのジャンルの「対」になるようなものを「ほとんど」読まない状態(全く読まないって人はかなり珍しくはあります)。あるいは「このジャンルだけは大嫌い。絶対に見ない」というもの。実はこれも『病気』ではなく普通の人間の普通の行為。しかし、やっぱりもったいない。「対」になるようなものを意識的に読めば、それだけで視野が広がるのに。これが進んで、「一つの作品かあるいは一人の作家」だけ、ということになると、だいぶ「おたくのかかる病気」の域に入ってくる。「ジャンル病」は本人が全く自覚して無いことも多い。気がつけば似たようなパターンの作品しか観ていない。ということはよくある。 <愚痴>実はジャンル病が『病気』などと判断するのは「おたく」だけ。普通は読む作品の傾向にバランスを求める方がはるかに『病気』。でもジャンルなんてアバウトな分類法で、ほぼ例外なく別のジャンルと融合してるので、全ての方面をフォローするために「おたく」的にはいずれ必要になる。まるで違うジャンルの融合を見せられ“自分の嗜好してないジャンルの部分”を「世界観が台無し」とか言って嫌ってしまうということも多い。 崇拝病 ある一つの作品に「最大級の衝撃」をうけ、その作品中心に物事を考えるようになる症状。世界に対する視点が画一的になり「その作品そのもの」か「その作品に関係したもの」か「その作品にまったく関係無いもの」の三つにしか分類しない。(これは何も「作品」に限ったことではないが、ここはあくまで作品批評HPですので…)これは別に悪いことではない。何か一つの作品を大好きになるというのは素晴らしいことで、それなしに「深い」ところに行く方法を僕はあまり思いつかない。上記の「三つの分類」も思考を整理するうえで最初に簡単に作れる「引出し」といえる。是非とも「そこ」を足がかりに他の世界も見に行って視野を広げて欲しい。ただしあくまで一つの作品に固執している状態は『病気』には違いないので早く脱した方がよい。 <愚痴>「デビルマン」に多大なる影響を受けた僕は「寄生獣」を見ても「エヴァンゲリオン」を見ても第一声が「デビルマンじゃん」だった。ちなみにどちらの作品もストーリー、ラスト、共に「デビルマン」とはまるで違う。とりあえず比べられないほど大好きな作品が三つも四つもできてしまえば「崇拝病」にはならない。時間と意欲的経験の問題。 懐古病 いつのどんな時代の世間にもある「昔は良かった」の延長にあるものだが、フィクション世界的には様々な要素がからむ。「最近面白いマンガねえなあ」と愚痴ることが主な症状。あるいは経験の積み過ぎで「あらゆる新作がそれまでの作品の焼き直しにしか(極端な場合パロディにしか)見えない」といった事も起こる。大半は受け手本人の“感受性”が固まってしまっていることが大きな要因。とにかくこれを脱するのは固まってしまった自分の視点を変えるため努力がいる。あるいはそのまま作品を観ることを止めてしまうことの方が多いか?感受性が固まっていることを無視して「自分が正しい」と思ってしまえば脱出不可能。 <愚痴>とはいえ僕も今と昔どちらが良かったかと聞かれれば「昔の方が良かったかなあ…今も捨てたもんじゃないけど」という答えになる。客観的に考えてこの答え。説得力なし。しかし要するに感受性が老朽化してしまうのがダメ。あるいは現在「懐古病」じゃなくても“現在”だけに生きている「おたく」は気をつけよう。昔の作品が楽しめない者は未来の作品を楽しめなくなる可能性も高い。 マイナー病 長く「おたく」を続けていると、ある無名の作品に対し「ぼくが最初に発見した」「ぼくだけが知っている」「ぼくだけが気に入っていた」という“錯覚”にとらわれることがある。その作品の人気が上がってくると「やれやれ、世間はやっとこの作品の面白さに気づき始めたか。ぼくなんか最初から目をつけていたもんね」と悦にいるわけである。この快感が忘れられず、勢い「誰も目をつけてない場所」というのが作品に対する価値基準となりはじめると、もはや『病気』の域に入ってくる。マイナーな情報であることそのものに価値は無く、あくまで「有効な情報」であるかどうかなのであるが、それはそれでいいと言おう。日のあたらない所から秀作、良作を発掘してきて他人に紹介するのは立派な業績である。しかし『マイナー病』の患者の最終的な難点は「人に理解されない言葉を発して喜ぶ」という症状にある。「マイナー」であることに最大の価値をおいているために起こる弊害であるが、相手の方がうんざりしてしまうと実のある会話が難しくなる。 <愚痴>歴史者や登場人物がやたら多い物語の話題で、誰も知らないような人物のファンだとか言い出すと、だいぶこの「気」がある。結局、マイナー志向にはそれ程の問題はないのだが、何故か「おたく」でコミュニケーションが恐ろしく下手な人が、まるで自己肯定するかのようにこの病気にかかってることが多い。あるいは逆なのだろうか? 潔癖病 (多くの場合映像作品で)テーマ、ストーリー、コンテ、結末、(そして予算)その他あらゆる面で、作品に「完璧」さを求め、そうでない作品は一切認めない状態。『マイナー病』はB級・C級映画をやたら喜んだりするが、『潔癖病』はA級か上質なB級しか見ない。この『病気』(実はやっぱりこれも『病気』とは言い難い)の一番の問題点は「自分はただ『質の良い』作品が好きで、そうでない作品は何にせよ批判を受けるべきだ」という理屈が何ら間違っていないところにある。その自分が何故『病気』などと指摘されなければならないのか、心外もいいところだろう。ただ、もったいないと思うのだ、世の中にある作品の九割以上を淡白に切り捨ててしまうのは!完璧な作品は完璧ゆえに同じようなラインを描くことが多い。逆に不出来な作品はバランスが崩れてるゆえにある一つの面が突出してることが少なくない。またクソな作品のクソな面を思い知ってこそ、名作の名作たる所以をかみ締めることもできる。 <愚痴>実に当たり前の話かもしれないが本質的に真面目な人が「潔癖病」にかかりやすい。また上に挙げた「懐古病」の変形のようなもの。言葉通りの内はそれほど問題はないのだが世界の広がりを閉ざしてしまう可能性が高い。 設定病 SF考証、時代考証といった作品世界のリアリティを補強するための「設定」を一番の価値に置いている症状。物語の端々に現れるギミックや小道具が、存在か可能か考察し満足が得られなかった場合、「もっと勉強しろ」の一言で切り捨てる。「巧いウソ」が好きで「力技のウソ」が嫌いとも言える。結局専門家や素人、人によって満足の得られるボーダーは全然違ったりするのであるがそれを理解していない場合が多い。変にマニアックな設定の作品や、説明過多、ひどい場合は別冊から得る情報で構築された作品の「ジャンル病」にもなりやすい。 <愚痴>『面白い』『つまらない』といった漠然とした感性よりも、白黒ハッキリつけれるので「SF考証」「時代考証」のチェックに走る「おたく」はとにかく多い。しかし「SF考証」「時代考証」の整備などというものは『面白さ』の外堀以上のものでは断じてないことを胆に命じるべき。 テーマ病 人を革新させるに足る『テーマ』を持たない作品は「低俗な」作品と判断する。あるいは設定された『テーマ』が自分の「哲学」にそぐわない場合、やはり同じように「人間の真実をついていない」作品と判断する症状。真実を探求するならそれもいいので特に言うことは無いのだが、ただ、フィクションにとっては「真実」も数ある『面白い』ジャンルの一つに過ぎず、絶対不可欠なものではない。むしろ『面白ろ』がってもらうためなら「ウソ」も平気でつこうというものなのだ。「人は死ぬ」という「真実」よりも「もしかしたら生き返るかもね」という「ウソ」の方が観客に楽しんでもらえると判断したなら迷わず「ウソ」をとるのがフィクションなのである。 <愚痴>よく「風の谷のナウシカ」は一般に自然破壊の警鐘映画ととらえられてるが、よくよく観れば「人間ごときに地球がどうにかできるものか」と言ってる事が分かる。さらによく観ると、自然環境などどうでもよく「いかにナウシカをかわいく美しく活躍させるか」というところに全神経を集中してることが解ってくる。何かテーマっぽいけど真のテーマじゃない部分。これを僕は『仮面テーマ』と読んでいる。「ナウシカが可愛かったから自然の大切さを学んだ」と考えることはできないだろうか?とにかく娯楽にとっては「真実真理」なんて二の次三の次なのだ。「真理」ばかりを追いかけていると『面白さ』を逃す。 ダーク・サイド・フォース まず「その作品を貶めたい」という感情を根拠に、積み上げられる『理論武装』の事。あるいはこれまで挙げた様々な『おたくのかかる病気』を守り、正当化するための『理論武装』の事。作品を正しく分析、批評しようとする段階で“転んで”しまう事が多い。つまり自分の視野を広げて思考を柔軟にするための行為が、かえって思考を硬直させる逆の結果を生むことがある。「そんな理屈を積み上げて現在の正当化だけに固執しても、それは結局自分のためになってないのではないか?」と思える時、それを『ダーク・サイド・フォース』と呼ぶことにした。プライドの為に間違ってると分ってる自分の意見を言葉を弄して正当化しつづける行為などはその最たるもの。自分の気に入らない作品の存在を否定したくて、細かい欠点を拡大してあげつらったり、客観的理論を求めるあまり自分の思考を理屈ばかり先行させた『マニュアル脳』に自ら望んで改造したり、結局人間の頭脳は柔軟さを失うと、理論のために理論を積み上げてるのと変らない状態となる。だって“結論が先に出てて”意識的にしろ潜在的にしろ“違う結論”を出す気がなくなってしまったら人間の思考はそこまでなのだから。 <注意>そもそも、この論文自体が『ダーク・サイド・フォース』になるのではないか?という疑念を持つ人は多いと思う。現象を分類するだけで『マニュアル脳』となる危険は常に付きまとし、この「おたくのかかる病気」を他者の“攻撃”に使えば、それだけで『ダーク・サイド・フォース』となり得る。あくまで内省的に用いるべきだし、ここに書かれた理屈の反論はいつでもお待ちしています、としか言いようがない。 |
[ 434] 個人事業にかかる税金あれこれ - WebOS Goodies
[引用サイト] http://webos-goodies.jp/archives/51146314.html
個人事業をはじめると、どうしても意識しなければならないのが税金です。サラリーマンなら、ほとんどの税金が源泉徴収されるので何も考える必要はないのですが、個人事業主ともなればすべて自分で処理しなければなりません。私も個人契約で仕事をすることになるとわかってから頑張って調べましたが、いや大変ですね。米国などは源泉徴収の制度がないらしいですが、すべての納税者がこんなことやっているんでしょうか。ここらへんにギャップがあるかどうかも、起業家が数に差がある原因のひとつなのかもしれません。 そんなわけで、本日は個人事業主に課せられる主な税金についてまとめてみました。すでに事業を行っている方にとっては当たり前のことかと思いますが、そのうち独立して事業を立ち上げようという方は、参考にしていただければと思います。 なお、私もまだまだ勉強中なので、間違いや誤解しやすい表現などがあるかもしれません。その際はご容赦ください。見つけた方はご指摘いただけると助かります。 税金を考える上で、まず知っておきたいのが「課税所得」という概念です。所得税や住民税などは基本的に所得に応じて課税されるわけですが、単純に収入額に税率を掛けて税額を計算すると、いろいろな面で理不尽なことになってしまいます。例えば、商品の仕入れ値と売値の差が小さい場合、実際の利益に比べて収入額がかなり高くなるので、あり得ない税額を支払うはめになります。また、国民健康保険などに支払ったお金にまで課税されるのは納得がいきませんよね。そこで、収入額から事業のために使った金額(いわゆる必要経費)と各種制度による特別な控除額を差し引いて課税所得を計算し、それに対して課税することになっているのです。これなら、極端に理不尽な税金を課されることはなさそうですよね。まあ、すべては税率次第なので、いまの日本の税制が理不尽でないかどうかはわかりませんが(笑)。 さて、課税所得がなぜ重要かというと、もちろんこれを低く抑えることで税金や社会保険料が安くなるからです。サラリーマンなら必要経費代わりの給与所得控除や社会保険控除などは会社が勝手に計算して申告してくれるのですが、個人事業主はなにもしないと収入がほぼそのまま課税所得になり、多額の税金を払うハメになります。そんなわけで、個人事業主はせっせと領収書を集め、地道に必要経費を計算して、少しでも課税所得を減らす工夫をしなければなりません。皆さんも、飲みに行ったときに飲み代の領収書をもらう知人が居るかと思いますが、それはこういうわけなのです(たぶん接待費として計上)。ちなみに、ときどき普通の食事代まで経費にしているという話も聞きますが、それはさすがに NG ではないかと。個人の生活のために使ったお金は経費になりません。監査が入らない限りはばれないでしょうが、少なくとも私はそういう人とあまり取引したくありません。個人事業は信用第一です。 ちょっと話がずれましたが、課税所得を減らす方法には必要経費のほかに各種制度による控除もあります。健康保険料などをまるまる差し引ける社会保険料控除のほか、扶養家族などに関する人的控除、医療費控除など多岐にわたっています。とても書ききれないので、詳細は国税庁タックスアンサーのこちらのページなどを参照してください。 ということで、課税所得に関してはご理解いただけましたでしょうか。それでは、次からはいよいよ個人事業にかかる税金を個別に見ていきましょう。 まずは基本中の基本である所得税から。サラリーマンは源泉徴収で勝手に引かれるわけですが、個人事業主は確定申告後に自主的に納付する必要があります。納付は確定申告書に同封されている納付書を使って金融機関から行いますが、申請すれば銀行口座からの引き落としにすることもできます。 次は住民税。所得税は国税ですが、こちらは地方税です。これもサラリーマンは源泉徴収ですが、個人事業主(というか給与所得者以外)には納付書が送付されるので、それを使って金融機関で支払います。申請すれば銀行からの引き落としも可能です。税率は、以前は所得税と同様に超過累進課税でしたが、ちょうど平成 19 年 6 月から一律 10% に変更されます。内訳は市町村民税の 6% 、都道府県民税の 4% となっています。 サラリーマンの方もよくご存知かと思いますが、住民税は後払いなので、前年度の課税所得によって税額がきまります。つまり、おもいっきり稼いだ年の翌年はえらい額の住民税が請求されます。所得に落差があるとけっこうキツイので、ご注意ください。 サラリーマンにはない、個人事業者独特の税金です。そして、個人的に納得いかない税金 No.1 でもあります。なんと、業種によって税率が違ったり、課税されなかったりします。具体的には、事業を開始したときに都道府県税事務所へ届け出をするのですが、そのときの書類に書いた業種によって税率が決定されるようです。例えば、ソフトウェア開発業は製造業になるらしく、こちらのページによれば第一種事業ということで税率 5% が適用されます(´Д`;。ただし、 290 万円までの事業主控除がありますので、課税所得が 290 万円を超えた場合のみ、超えた分に対して課税されます。ま、課税されるのは自分の食い扶持くらい稼げるようになってから、というわけです。納税は送付される納付書を使って、金融機関などで行います。 なお、青色申告をしている場合、個人事業税に関しては青色申告特別控除が適用されないことに注意してください。つまり、所得税の課税所得に青色申告特別控除額を足した額に対して個人事業税が課税されます。ここも納得いかない所以のひとつだったり(笑)。 3 万円以上の品物を購入して領収書を貰ったとき、切手のようなものが貼られているのを見たことがあるかと思います。あれを収入印紙と呼び、印紙税という税金を納付した証拠です。印紙税は印紙税法で定められた文書に対してかかる税金で、課税対象の文書を作成した際は、必ず規定された額面の収入印紙を貼って消印をすることが義務付けられています。これを怠ると脱税となり、発覚すると本来の税額の 3 倍を払わなければなりません(悪質な場合は刑事罰もあるようです)。 課税対象となる文書や税額は非常に多岐に渡っており、簡単には把握できません。領収書のほかにもさまざまな契約書、株券、果ては預金通帳まで、これでもかと列挙されています。こちらのページがかなりよくまとまっていますので、詳細はそちらをご覧ください。 そうそう、収入印紙は郵便局で購入でき、それを文書に貼って消印を押した時点で印紙税を納入したことになります。 数ある税金の中で最もメジャーなものであろうかと思われます。何を買っても 5% 上乗せされるあれです。消費税の課税対象は商品の代金だけに限られるわけではなく、ほぼあらゆる売り上げにかかってきます。例えば、ソフト開発を請け負って報酬を貰った場合、その報酬からも 5% を持っていかれてしまうのです。ですので、報酬を受け取るときはきちんと消費税分を上乗せして請求しないと損をする可能性があります。まともな相手であればきちんと払ってくれると思うのですが、トラブルを避けるために契約時に確認しておきましょう。 ところで、消費税は商品の仕入れなどの必要経費にも課税されています。その上自分の売り上げからも 5% を支払ったら、流通に関わる業者の分だけ二重、三重に課税されることになってしまいますよね。これを避けるため、実際に納税する消費税額は課税売り上げの 5% から必要経費で支払った消費税額を引いた額になります。さらに、売り上げが 5,000 万円以下の場合は「簡易課税」という方式が選択でき、売り上げにかかる消費税から一定の割合を差し引くことで簡易的に消費税額を計算することができます。ああ、ややこしい。 ちなみに、前々年の売り上げが 1,000 万円を超えていなければ、免税事業者として消費税は非課税になります。つまり、少なくとも事業を開始してから 2 年間は消費税を払う必要はありません。この場合でも報酬などに消費税を上乗せして請求することはできますから、消費税分は丸儲けです。まあ、実際のところは先方が消費税額も計算した上で報酬額を決定するというだけのことでしょうが・・・。 固定資産税というと土地などにかかるものというイメージがありますが、減価償却中の資産にも適用されます。とほほ。ただし、自動車などは自動車税がかかるので固定資産税の対象からは外れます。実際の税額は、こちらのページで説明されている、なにやら面倒な計算で課税標準額というのを決定し、それに税率 1.4% を掛けた額になります。ただし、課税標準額の合計が 150 万円を超えなければ、課税対象にはなりません。 なお、購入金額が 10 万円以上 20 万円未満の資産については、 3 年間で資産償却する「一括償却資産」とすることで固定資産税の課税対象から外すことができます。これに対して、青色申告で使える 30 万円以下の一括償却の特例(こちらは 1 年で償却する)を使うと固定資産税の対象になりますのでご注意ください。 以上、現在私が知る範囲で、個人事業主に関係する税金をまとめてみました。いやはや、知れば知るほど世の中税金まみれで嫌になりますね(涙)。ま、そう決まっている以上しかたありません。どうせならできる限り勉強して、無駄な税金を払わずに世の中を渡っていきたいものです。脱税にならない範囲で(笑)、頑張って税金を減らしましょう。 去年からネットビジネスを本格的に初めて、収入がある程度増えて来たので、開業届けを提出しました。はれて、個人事業主となったわけです(*^_^*)すると、税務署から青色申告記帳説明会のお知らせが来たので、さっそく行ってみました。約1時間半の説明会には、20人程度集ま... 私も、まだまだ解らないことだらけです。今後の歩行者さんの記事の更新を楽しみにしています。どうぞ宜しくお願いします☆ あさひさんのブログは、アフィリエイトがうまくいっているそうで、羨ましい限りです。広告とか、ぜんぜん露骨に見えないんですけどね。私の体験でも知人に話を聞いても、いずれも月にせいぜい数百円とかです(涙)。勉強させていただきます。 行き当たりばったりでどうなるかわかりませんが、体当たりでやってみて、記事にしていくつもりです。よろしくお願いします。 |
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