絞っとは?/ マイワン
[ 340] 【レビュー】文書に的を絞ったスキャナ「ScanSnap」 (1) ScanSnapが小さくなって登場 - 文書スキャンに特化された使い勝手は? | エンタープライズ | マイコミジャーナル
[引用サイト] http://journal.mycom.co.jp/articles/2004/03/17/scansnap/
ScanSnapシリーズではフラットベットタイプの「fi-4010SSF2」というモデルも併売される。しかし本機はフラットベッドや複合機とは違う、小さなサイズの利点を最大限に活かすものとなっている。前モデルとなる「fi-4110EOX3」はシートフィーダ(シューター)が本体から突出していたが、これを本体カバーを兼ねた折りたたみ式に変更、使用しない場合には折りたたんで本体と一体化するデザインに改良された。同時にシートフィーダは電源スイッチと連動しており、これを開くと電源ON、閉じるとOFFというように省電力化にも貢献している。排出側のトレイも、使用しない時には本体下部に収納できる。前モデルに比べて突出する部分は極力本体のラインに沿う形にデザインが変更され、最低限の設置スペースで済ませられるようになった。幅284mm・奥行き146mm・高さ150mmという数値は、キューブタイプPCよりも一回り小さいといったところであろうか。読みとり可能な用紙サイズは最大でレターサイズまで。本体の大きさはレターサイズギリギリというくらいまで横幅が切りつめられている。逆に、シートフィーダから排出トレイへのカーブは緩めらており、名刺サイズの小さい用紙や多少の厚紙でも読み込んでくれる。 シートフィーダ部は本体カバーともなるため、使用のために開いてもさほど大きくはならない。材質強度を補うように二重化されているなど、しっかりした作りだ。それだけに、排出側の用紙トレイが若干貧弱(引き出すと抜け落ちやすい、しっかり固定できない)なことは残念である。 PCとの接続は付属のソフトをインストールした後、USBで接続する。本機ではUSB2.0にも対応し、より高速なデータ転送も可能としている。ドライバは、コントロールパネル内で「スキャナデバイス」として認識されるが、一般的なスキャナやデジカメのTWAINやISISには非対応なので注意したい。言い換えると、スキャンした画像はドライバ内で指定フォーマットに変換、ファイルとして保存する(保存場所のデフォルトはマイピクチャ以下だが、任意の箇所へ変更できる)。その後に対応するアプリケーションを起動して保存したデータを開くというフロントエンドドライバである。 しかし製品コンセプトから言えば、この仕様は必ずしも短所とはならない。スキャンの実行はドライバ上(タスクトレイ上のアイコンですぐに呼び出せる)で読みとり精度や原稿タイプなどを設定した後、本体のスキャンボタンを押すだけで行うことができる。例えば何十枚とある原稿をスキャンする場合、通常のスキャナのように画像アプリケーションで逐一プレビュー、設定、スキャンという作業を繰り返すのは、煩雑になるだけで何もメリットはない。本機の仕様なら、一度設定した後はボタンを押すだけで次々と原稿を蓄積していける。A4サイズ50枚が上限となっているが、一度に両面スキャンが可能なので100ページ分のスキャンをワンタッチ操作で処理できるわけだ。 そこで少し意地悪なテストもしてみた。縦横向き原稿と、両面、片面原稿、カラーとモノクロを混在させた原稿の読み取りだ。本機のドライバは、原稿が縦向きか横向きかを判断し、横向き原稿があれば自動的に横向きに回転させて書き出す機能を持っている。また原稿が両面印刷のものであれば両面を同時にスキャンし、片面が白紙ならばそのデータは削除される。カラーかモノクロかも同様に自動判別可能だ。そこでこれら原稿の縦横の向き、両面片面、カラーとモノクロ、全て混在させて同じく15枚、出力ページされるページは23枚という構成で計測した。 結果、読みとりにかかる時間は約1分4秒と、10秒弱落ちただけだった。手動計測なのでスペックからすれば誤差範囲だ。ただ、原稿の縦向き横向きの判断を1ページだけ失敗した。モノクロ原稿の150dpiという解像度でも、文書ファイルなら必要以上のクオリティである。だが、2bitの白か黒かというテキスト主体の原稿を前提としているため、カラーページと判断されたページと、黒で塗りつぶした箇所の多いページ、グラデーションがかかっているがモノクロページと判断されたページは若干汚れる。 サイトマップお知らせお詫びと訂正ご意見・ご感想情報提供プレスリリース窓口広告について正社員募集スタッフ募集ライター募集サイトについて利用規約個人情報の取り扱いについて著作権とリンクスタッフ出版物会社案内 |
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