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併せとは?/ マイワン

[ 544] デイリースポーツonline/【日本ダービー】豊シェル ガチンコ併せ!!/競馬・レース
[引用サイト]  http://daily.co.jp/horse/2008/05/29/0001085200.shtml

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栗東坂路を実戦さながらの併せ馬で迫力満点の動きを披露した武豊騎乗のブラックシェル(左)と、福永騎乗のモンテクリスエス=栗東トレセン
「日本ダービー・G1」(6月1日、東京) ハードに攻める“マツクニ流”を貫いた。ダービー2勝トレーナー・松田国英師が、02年タニノギムレット、04年キングカメハメハに続く3度目の制覇を目指して、ブラックシェルとモンテクリスエスの有力2頭を大舞台へと送り込む。最終追い切りは、この2頭で実戦さながらのハードな併せ馬を敢行。ギリギリのラインまで愛馬を追い込み、タイトル奪取への執念を見せた。まさに“こん身の仕上げ”。現役唯一のダービー3勝トレーナー誕生なるか、注目だ。 ◇ ◇ 牡馬はハードに追うのが“マツクニ流”。そのスタイルは開業時から一貫している。かつて手掛けたタニノギムレットやキングカメハメハも、NHKマイルC→ダービーという過酷なローテを克服し、3歳牡馬の頂点をきわめた。その足跡をなぞるように、ブラックシェルは師のノウハウを叩き込まれてきた。 注目の最終リハは栗東坂路。コンビ再結成となる武豊を背にウオーミングアップへと向かった。1本目は内ラチ沿いを、厩舎所属の数頭が縦列に走る“マツクニ・トレイン”の3番手。しっかりと折り合い、軽く体をほぐした。そして臨んだ2本目。同じく3歳牡馬の頂点を目指すモンテクリスエスと併せた。僚馬の鞍上には、ダービー初制覇を目指す福永。トップジョッキー同士の豪華な併せ馬が行われた。 先に仕掛けたのはブラックシェルだった。テンから闘争心をあらわにし、最初の1Fを13秒3でパス。終始パートナーをリードしながら、その後も2F連続で12秒3のハイラップを刻んだ。大きなストライドがスピードを感じさせないが、動きは実にリズミカル。しっかりとした脚さばきで坂を駆け上がった。ラスト1F、テンに飛ばした分、さすがに最後はお釣りがなくなったが、鞍上の叱咤(しった)に応え、必死にゴールを目指す。ゴール前は盛り返し気味に先着。最後まで攻めの姿勢を貫いた。 4F51秒6-38秒3-13秒7。感触を確かめたユタカは「“ハードに追ってほしい”との指示だった。大きな変化こそないが、若干落ち着きは出てきたし、馬体も締まってきた感じはする」と出来の良さを感じ取った様子。中2週、ハード調教とやや疲労が気になるところだが「状態に関しては何の不安もない」と一蹴(いっしゅう)した。 松田国師も自信の表情だ。「一杯に負荷をかけておきたかった。追い切った後、息の入りはブラックの方が遅かった」。間隔を詰めたローテでもこれだけしっかりと追えたことに意義がある。狙い通りの最終リハに納得顔だ。G1の厳しさを知る松田国師だからこそ、最後まで手は緩めない。チーム一丸となって攻めの姿勢で臨む。「働いている者のレベルの高さを証明したい。少しでも着順を上げ、チャンスがあれば勝てるところまで狙っていく」。このスタイルで2度頂点をきわめた。3度目のダービー制覇が現実味を帯びてきた。

 

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